エフィラージュカット (フランス式ドライカット)は、
日本でも数少ないカット技術です。
” エフィレ ” はフランス語で ” 削る ” という意味で
彫刻をするように切っていきます。
使うのはハサミ1本とクシのみ
使用する道具もフランスらしくいたってシンプル。
ハサミ1本と大きめのクシのみ。
レザー(カミソリ)や、セニング(スキバサミ)も一切使用せず
カット後のパサつきや、ガサつき、まとまりの悪さ等も心配ありません。
(注 : セニングはメンズのかなり短いヘアスタイルに限り一部使用することがあります)
細かく丁寧に、時にダイナミックにカットしていくので、通常のカットより多少時間がかかります。
(所要時間40分~1時間)
普段着感覚で
“都会でも馴染み田舎でも浮かない” ナチュラルなヘアスタイルを
コンセプトは
” 都会でもほどよく馴染み、田舎でも浮かない ”
なんとなく素敵でナチュラルな動きのあるスタイルです。
髪は動くものだから、どんなシーンでも溶け込むように。
従来のようなカット技法ではなく
毛束(フランス語でメッシュ)を、つまんであらゆる方向に動かしながら切ることで
髪と髪に絶妙にズレが生じ、それが今までになかった
ナチュラルで柔らかいタッチのカットを表現できるのが大きな特徴です。
スタイリング剤をつけなければ、自然なサラッとした仕上がりで
つければ、また表情はガラッと変わります。
「切りたては馴染まない」だとか、「自然じゃない」とかをよく耳にしますが、
美容師である僕もそう感じてた一人です。
エフィラージュカットは切った時から、よく馴染み、仕上がりも自然です。
伸びても、まとまりやすいのが実感できると思います。
トレンドも取り入れる
近年は切りっぱなしボブや、ショート、ウルフカットなどがトレンドで、そういったスタイルも取り入れます